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【フランス銘醸地巡り】ポムロールとブドウ品種メルローの特徴

      2019/04/12

いつもワイズワインギャラリーをご利用いただき、ありがとうございます!

今週のメルマガ&ブログより、「フランスの銘醸地をぐるっと一周」しながら、その地域の「なるほど」につながる知識と、

当店自慢のワインをご紹介していきます!

 

ポムロールはシャトー・ペトリュスやシャトー・ル・パンなど、揺るぎない名声を誇る銘柄があることで知られていますが、
それまでは隣接するサン・テミリオンと同一視され、その名はほとんど知られていませんでした。
いわゆる「メドック格付け」のようなものもありませんが、この地区の魅力は何でしょうか。

サン・テミリオンにも共通して言えますが、ポムロールは栽培や醸造に手間や費用を惜しまずかけて、
小さい畑からごく少量造られるフルボディで円熟したワインが多く出現しています。
かつてこうしたワインを総称して「ヴァン・ドゥ・ガラージュ(ガレージワイン)」という言葉が頻繁に使われていました。

ポムロールのワインに使われるブドウ品種は主にメルローです。
メルローの役割:アルコール度UP、ギシギシしない、なめらかなテクスチャーにしてくれる。
左岸にあるメドック地区のものに比べて口当たりがソフトで豊潤なことが特徴です。

ボルドーは単一品種で造られることは限りなくなしに近いです。

ローヌの「GSM(グルナッシュ・シラー・ムールヴェードル)ブレンド」という言葉があるように、

「ボルドーブレンド」という言葉も昔から生まれており、オーストラリアやアメリカのプレミアムワインを作るワインメーカーでは、

ボルドーブレンドを取り入れて、自国の環境になじませて素晴らしいワインをどんどん輩出していますね♪

そんなボルドーのワイン造りに欠かせないメルローという品種について、もう少しお話します。

傾向として、メルローは2つのスタイルのいずれかに当てはまります。

1つは、

・濃い紫色の色調と凝縮されたブラックプラムの風味、なめらかなベルベットのようなタンニンを持つメルロー。

→こちらは上記の特徴を最大限に生かすために、できる限りギリギリまでブドウの樹に残し、遅く収穫することによって得られます。

もう1つは、

・ボディとアルコールは中程度だが酸味は高めで、フレッシュなレッドチェリーやイチゴ、野菜や葉の香りを持つメルロー。

→こちらは逆に早めに収穫することによって得られます。

後者はほぼボルドー地方でしかみられません。

秋の収穫までずっと暖かいボルドーで、収穫時期をある程度余裕をもってマネジメントすることができる地方だからこそできることですね♪

ポムロールはこのように、赤系果実の特徴と、オーク熟成によって醸し出されるスパイシーなニュアンスを持ち、豊潤なところが魅力的です。

上記で申し上げた、「ペトリュス」の畑にほど近いところで造られる、「クリネ」は現在当店で発売中です。

◆2012シャトー・クリネ (ポムロール)
◎産地:フランス/ボルドー
◎品種:メルロ85%、カベルネ・ソーヴィニョン12%、カベルネ・フラン3%
◎価格:16,500円(税別)

先ほど挙げたペトリュスにほど近い畑で造られた、「抵抗感を感じないワイン」です。

↓オンラインショップでも販売中です↓

https://onlineshop.yswinegallery.com/shopdetail/000000000013

 

本日もお読みいただき、ありがとうございます。

4月は毎日営業しております。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

 

 

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