【フランス銘醸地巡り】なぜシャンパーニュは冷涼な環境でしか造られないのか?
いつもワイズワインギャラリーをご愛顧いただきありがとうございます。
先週に引き続き、フランス銘醸地にスポットを当てて、「なるほど!」と思える知識と共に、
当店自慢のワインをご紹介していきたいと思います。
先週はボルドー、今週はシャンパーニュです♪
スパークリングワインとスティルワイン(白、赤など非発泡性を指します)では、求められる栽培環境の条件が異なります。
シャンパーニュをはじめ、スパークリングワインは「冷涼な気候」が求められます。
なぜでしょうか?
シャンパーニュは「伝統的方式」という醸造方法を用いたスパークリングワインです。
ポイントは2度発酵を行うこと、そして瓶内で「イースト・オートリシス」という澱との接触の時間が設けられます。
これがシャンパーニュ特有の酵母から来る「パン」「ビスケット」の香ばしく芳しいアロマの正体です。
話を戻して、なぜ「冷涼な地域」でしか造ることができないのか?
それは伝統的方式で用いられる「瓶内二次発酵」がポイントです。
シャンパーニュはまず辛口のベースワインを造るところからスタートします。
そのアルコール度数は9度-11度とやや低めです。先ほどの「瓶内二次発酵」によって、ベースワインは炭酸ガスが生じるとともに、アルコール度数も1.2度-1.3度上昇するので、ベースワインのアルコール度数は低めで良いのです。
アルコール度数の低いベースワインを造るには、気温が高い、暖かい環境地ではすぐにブドウは成熟して、
糖度の高いブドウが出来上がってしまいます。=アルコール度が高いワインが出来上がってしまうことにつながります。
ブドウの糖度が高くなりすぎない、なおかつスパークリングワインに一番大切な高い酸味をゆっくりと成長させるには、
シャンパーニュのような涼しい、かつ傾斜のある土地が必要不可欠です。
そのようなブドウに最高の条件がそろう畑は多くはありません。なのでシャンパーニュの価値は高いのですね。
さて、こうして厳選された条件の畑のもとで育つシャンパーニュの中でも当店の自慢の一本はこちら!
◆2010 ミレジム ブラン・ド・ブラン 特級 エクストラ・ブリュット (スェナン)
◎産地:フランス/シャンパーニュ/コート・デ・ブラン
◎品種:シャルドネ100%
◎価格:12,000 円(税抜)
シャルドネの聖地、コート・デ・ブラン生まれの当店でも人気の生産者、スェナンです。
ただでさえ手間と根気が必要なシャンパーニュですが、こちらはリューディー(小区画)ごとのキュヴェを綿密に組み合わせることで
この繊細な風味を生み出すことに成功したシャンパーニュです。
↓オンラインショップでも販売中です↓
https://onlineshop.yswinegallery.com/shopdetail/000000002506
また、スパークリングワインにちなんで、当店人気の飲み比べ・有料試飲イベントを開催中です!
たっぷり量100mlで試飲できます!
●スパークリング(ヴァン・ムスー):NVブルエット・プレステージュ・ブラン・ド
●シャンパーニュ:NVブリュット・レゼルブ(アルノー・ド・シ
●お得な飲み比べ:2グラスセット:\1,500 (※全て税抜価格)
◎試飲されたボトルは、10%OFFにて販売いたします。
参加ご希望の方は、
こちらのお問合せフォームへご連絡ください♪
https://yswinegallery.com/contact
ヴァン・ムスーとシャンパーニュの違いって?
ブドウの種類は違うの?味わいは?ぜひ店頭のソムリエに質問してみてください♪
今週もお読みいただきありがとうございます。
店頭にてお待ちしております♪