【フランス銘醸地巡り】ブルゴーニュはなぜ高価格なのか?
いつもワイズワインギャラリーをご利用いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは「フランス銘醸地巡りシリーズ」の最終章であるブルゴーニュです。
世界中に数多くあるワインの中でもトップの地位を誇り続ける、エレガントの代名詞、ブルゴーニュですが、価格は決して安くはありません。
なぜブルゴーニュワインは高価格なのでしょうか?
理由はたくさんあります。
〜1つ〜
そもそも生産量が少ない!
ぶどう畑の面積がそもそも他の有名生産地と比べて実は少ないのです。
そして最北に位置しているため、大量の収穫は不可能なのです。
生産量はおおよそ年間28万キロ。
これだけだとピンと来ませんが、ボルドーの半分ほどの生産量です。
ブルゴーニュのワインはフランスのワインのわずか3%、これだけでも希少価値が高いことがわかりますね。
そして当店で主に取り扱っているコート・ドールのワインはさらに少なくなります。
〜2つ〜
限られたクリマでしか徹底してぶどうを作らない拘り!
どういうことかと言いますと、
この2000年の間に畑が細分化され続け、日照量、風の当たり方、土壌などの条件を明確にしています。そしてその近くにいくら空き地があっても、その条件に満たさない畑では決してブドウ畑として開墾しません。
つまり「ブドウを作る畑の面積が増える」ことはブルゴーニュではなかなかないのです。
イコール生産量が劇的に増えることはありません。
この徹底した拘りこそが「テロワール」の概念を生み出したブルゴーニュ、さすがと言えます。
〜3つ〜
単一品種の出来栄えを左右する毎年の気候条件があるから
ご存知の通り、ブルゴーニュ赤はピノ・ノワールのみでしか作ることができません。
そして繊細なピノはどんなに大切に大切に育てても、必ずしも毎年最良の出来栄えになる保証はありません。
繊細で病気にも弱いので、他の地域のように劇的な工業化が進んでいるわけではなく、
手作業、手収穫が多く、そのコストも上乗せしている分、今日の価値にも繋がっています。
ハンドメイド、ハンドハーベスト、ブルゴーニュは「職人気質」を一番感じる地域なのではないでしょうか?
そんなブルゴーニュですが、やはり一万円以下のお値段で買えると嬉しいですよね♩
ヴィンテージが若いもの、(ブルゴーニュはヴィンテージが若くても素晴らしく美味しい生産者ばかりです)
そして超有名、名門生産者ではないけれど実力派の小規模生産者をチョイスしてみるのがオススメです。
本日の当店一押しはこちらです!
2016 ジュヴレ・シャンベルタン(ブリューノ・デゾネイ・ビセイ)
当店の社内試飲会で話題となった一本です。
このヴィンテージでここまで力強い野性味、その中でも溢れる果実味を感じられる安定したボディ、
これでなんと8,500円(税抜)です。
↓オンラインからも購入可能です↓
https://onlineshop.yswinegallery.com/shopdetail/000000002528
まさに一万円以下で大満足ブルゴーニュの一つです。
店頭にももちろんございますので、ご来店お待ちしております!