【ルロワに並ぶ完璧主義者】アンリ・ボワイヨのご紹介

2019/10/16

マダム・ルロワと言えば、世界で最も有名な生産者と言っても過言ではない位の超有名生産者です。

かのロバート・パーカーが「ワイン･バイヤーズ・ガイド」の中で赤ワイン・白ワイン共に五つ星で讃える異次元の生産者ですが、ルロワの他にもう一人だけ、赤・白共に五つ星評価を得た人物がいます。

それが「アンリ･ボワイヨ」です。

全ての工程を徹底する完璧主義者として有名で、収穫の際にも手摘み・選果した果実は醸造所でさらに厳格な選果をされ、納得のいかない果実ワインに使われません。

雹や腐敗があった年にはピンセットまで使用するほど繊細な選果することもあるとのことです。

自身の畑のブドウを使用した「ドメーヌ・アンリ・ボワイヨ」とネゴシアンの「メゾン･アンリ･ボワイヨ」の二つのラベルがありますが、醸造・熟成まで徹底するアンリ・ボワイヨはネゴシアンのラベルであっても遜色ないクオリティを持っているという事でとても高い評価を受けています。

「メゾン･アンリ・ボワイヨ」でも正直トップクラスなのですが、今回ご紹介するのは、アンリ・ボワイヨの自社ブドウを使用した「ドメーヌ・アンリ・ボワイヨ」の「ピュリニィ・モンラッシェ」です。

アンリ・ボワイヨ自身の魂が入っているのをより感じる事が出来るのではないでしょうか。

ピュリニィ・モンラッシェのテロワールが持つ力を最大限に発揮したワインです。

果実の表現をじゃましてしまわないよう、大きな樽を使用することで樽香を抑え、フレッシュで透明感のある果実味を感じさせます。

エレガントな酸、ミネラル感と優雅な余韻。

是非一度体験頂ければと思います。

2016　ピュリニー・モンラッシェ(アンリ・ボワイヨ)