新着ワイン情報
2018/03/06
イタリアで一番小さい州のワインが届きました。
スイス国境地帯にはモンテローザとマッターホルンフランス国境にはモンブランという名峰があり、州の東西に流れるトラバルテア川沿いにアオスタ渓谷が横断するイタリアで一番小さな州ヴァレ・ダオスタ州。ヴァレ・ダオスタ州の州都「アオスタ」の東側の村落Saint-Christophe(サン＝クリストフ)とQuart(クアール)に点在する畑を所有する、家族経営の小さなワイナリーがエリオ・オッテンです。
▽畑のロケーションは標高550-700mの高地に位置し、点在する畑の合計は4.5ha程になります。
▽点在する畑には各畑のクリマや土壌を考慮し、適した品種を植樹しております。ヴァレ・ダオスタはもともと降水量が少なく、更にオッテンの所有する畑は風の通り道となる為、乾燥した風が畑を清潔に保ちます。その為化学肥料等の必要は殆ど無く、オッテンでは2年前より硫黄と銅のみの散布で栽培を行っております。
▽フメンは温度･湿度管理の下、2-3週間ほど葡萄を乾燥｡醗酵は木製の発酵槽を使い、１ヶ月以上の長いマセラシオン。発酵後はソフト･プレスを行い､ステンレスタンりでマロラリティック醗酵。1/3はフレンチ･パリックの使用樽､残りはステンレスタンクで約12ヶ月熟成。
▽その味わいは、華やかな赤系果実の香り、葡萄の完熟感がしっかり感じられますが、北のワインらしいきりっとしたエレガントさがあります。完熟した葡萄本来の優しさがあり、バランスのとれた良い味わいです。
▽フメン種：フメンは熟成が遅い品種で栽培が難しいとされ、リスクの大きい葡萄品種ですが、テロワールが綺麗に表現できる、ヴァッレ・ダオスタの代表的な葡萄です。
▽プティ・ルージュ種：厳しい栽培環境の中で成熟度の高い栽培が可能でヴァレ・ダオスタ州で最も栽培面積の広い品種です。「ヴァレ・ダオスタ最良の品種」といわれています。