ビオワインの難しさ
2018/03/05
昨日、あることに気付いてしまいました!
それは当店スタッフのビオワインへの反応が素晴らしく悪いこと!
基本的にビオというだけで拒否反応をおこすスタッフもいます!
ここ数年、流行から定番に定着したビオワイン。
もちろんビオワインの定義は曖昧な部分もあり、
ビオディナミやビオロジック、
中には厳格なリュットレゾネまで
(これはビオといえないと思うが…)あり、
ひとくくりにはできません!(以降ビオに省略)
しかもビオは栽培に関してのアプローチであり、
醸造に関しては特に決まりはありません。
もちろんビオを実践している生産者は醸造に関しても、
亜硫酸の添加の制限など
極力人的介入を控えた醸造を行っているようです。
まあ、ビオワインは割と好きな方だと思いますが、
あくまでも自分の考えとしては、
ビオをやろうがやるまいが
最終的にワインが美しく、美味しければいいと思っていて、
当店で取り扱っているビオワインは
その辺をクリアしているものがほとんどだと思っています。
もちろん熱狂的なビオワインラバーのために若干、
強烈個性的なドビオも用意しています。
今回の試飲とは関係ないですよ!
しかしそれはうちのスタッフには通用しなかったのです!
全てテイスティングを行い、
自分の中ではワインとしてキレイにできているものしか
とっていなかったのに(;^_^A
多分ルロワやコント・ラフォンなどを飲んで貰うと通用するのでしょうけど!
また嫌いな理由を聞いてみると面白いのが、
どうやら醸造に由来するところ
(還元香や許容範囲内のブレタノミセス香)がほとんどで、
栽培でのビオとは因果関係が見られませんでした。
要は全てはバランスが大事だということなのでしょう!
いくらビオ栽培で素晴らしい葡萄を収穫しようが、
それを生かす醸造をしなければ意味がない…と!
中には商業的にビオをうたっている生産者もいますが、
ほとんどの生産者は美味しいワインをつくるために
熱心にビオ栽培を実践して
素晴らしい葡萄を収穫してワインを造っていますが、
醸造でそのような負の要素が出てしまう、
評価されるのは皮肉なものです。
ビオワインって本当に奥深く、難しさを感じました。
あくまでも個人の好みも反映されますけどね!
写真は当店にある自分が愛して止まないビオワイン達です!
ルゴーニュ生産者、左からプリューレ・ロック、フィリップ・パカレ、
ドメーヌ・ルフレーヴ、ドメーヌ・トラペ
シャンパーニュ生産者、左から、フランソワーズ・ベデル、
ジャック・セロス、ヴェット・エ・ソルベ、ドゥ・スーザ
在庫がなくなってしまいましたが、ジェローム・プレヴォーもいいっすね!
ユーリス・コランも要チェックっす!
これからも、美味しいビオワインを探求し続けます~!