5大シャトーを凌ぐシャトー・ペトリュスの魅力
いつもワイズワインギャラリーをご利用いただき、ありがとうございます。
6月に入り、当店は「ボルドー祭り」のごとくたくさんの素晴らしいボルドーワイン達が入荷しています。
当店の人気ボルドーといえば、シャトー・パルメやシャトー・タルボなど、やはりマルゴーやサン・ジュリアンといった地域のものが多いですね。
スポットライトが当たるのはやはりマルゴー達になりますが、先日のブログ内容に引き続き、ポムロールのワインの王様についてお話したいと思います。
先日のポムロールについてのblogはコチラ★
今週当店に入荷したポムロールの王様は、コチラ!!!
シャトー・ペトリュス 1986です。
まず簡単に説明を。(このブログを読んでくださっているお客様にはもはや説明不要かもしれませんが・・・)
ペトリュスは、ポムロールAOCに位置するボルドーワイン生産者です。
限られた畑から限られた量の赤ワインを生産し、時に応じて少量のカベルネ・フランを使用するのみで、材料のほとんどにメルロー種のブドウを使います。
※コチラの86年も、なんとメルローが95%です。
そしてセカンド・ラインなるものを一切作りません。
シャトー・ペトリュスの2大特徴といえば、
★ペトリュスブランドを作り出すメルローのためにあるような土壌
そして
★そのメルロー種こそ入手困難で非常に貴重なものである事
これがペトリュスの価値をこれほどまでに引き上げている理由です。
コチラのblogでも申し上げましたが、シャトーペトリュスはメルローがメインの赤ワインを造りますが、メルローのためにあるような土壌を有しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンは対して水はけの良い土壌が好まれますが、メルローは違います。スポンジのように水を吸ったら長い時間、水分を保持する土壌こそがメルローの成長を促します。
メドックも、粘土だけではなく、やや小石混じりのバランスのよいブドウを造る条件にあると言われます。しかし、シャトーペトリュスの畑は完全なる粘土質となっており、礫質の覆いがほぼ存在しないのです。
あるところでは、ペトリュス粘土などとも呼ばれており、まさにこの畑でしかペトリュスは作れない、唯一無比の畑です。
そしてペトリュスに至っては、ぶどうを間引いて(グリーン・ハーベストとも言います)、一つの房に与える栄養分を多く豊潤にさせるようにしています。イコール、そんなに多くの収量は得ることができません。
ただでさえ小さな畑のシャトー・ペトリュスが、さらに厳選したブドウの収量へとつながっていくのです。
そして「最も高値のつくメルロー」としても知られるペトリュスが育てるぶどう。
メルローといえば、「早飲みできる」「口当たりの優しくて滑らか&まろやか」というイメージがありますが、それらとは一線を画しています。
ペトリュスのワイン(メルロー)は、最低でも10年の熟成を経ないと真価を味わうことはできないと言われています。
今週入荷した86年は、ぜひ味わっていただきたい貴重な宝物のような一本です。
■1986 シャトー・ペトリュス(ポムロール)
◎産地:フランス/ボルドー/ポムロール
◎品種:メルロー95%、カベルネ・フラン5%
◎価格:500,000円(税別)
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1986 シャトー・ペトリュス(ポムロール)
※非常に高価格なワインでございますので、一度ご来店いただければ幸いでございます。
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