10/11ワイン会のワイン紹介「ジョセフ・ドルーアン」とテロワールについて

2019/10/11

「ブルゴーニュの誇り」とまで言われるスター生産者「ジョセフ･ドルーアン」。

「バランスとエレガンス」を追求し、偉大なブルゴーニュのテロワールを表現するために、無農薬栽培、有機農法、ビオディナミと栽培方法を段階的に転換させています。

ドルーアンは「バクテリアが死んでしまう畑ではテロワールは表現できない」と考えています。

酵母についても培養酵母を添加する事なく、全てブドウについた天然酵母で発酵させています。

また、果実の味わいを最大限に活かすため、新樽比率も20-30％と低めに抑えており、しかもその樽に使用する樽材も、自社で3年間雨ざらしにし、タンニンが抜け切ったところで樽メーカーに持ち込むという徹底ぶりです。

その地域のバクテリアを含む自然の生態系と共存しながら育ったブドウを、その地域に住む天然の酵母で発酵させ、樽からのタンニンも極力付与せず･･･こうしてできたワインはその土地の個性が詰まった、まさに「テロワール」を感じさせるワインとなり、三ツ星レストランを含む世界中のワイン業界・愛好家達に愛されています。

今月のワイン会ではジョセフ・ドルーアンの「ヴォーヌ・ロマネ」をお出しする予定です。

ドルーアンが表現した「ヴォーヌ･ロマネ」という土地の味わいとはどのようなものなのでしょうか。

また、今回は「花・果実の香り」がひとつのテーマになっておりますので、このジョセフ･ドルーアンが大事にした果実そのものの風味に含まれる「ベリー」を是非感じ取って頂きたいと思います。

実際に果物をご用意いたしますので、この果物の香りを感じる！

もっと黒い果実のイメージだ！

など、様々な発見をして頂ければ幸いで御座います。

最後に、同じくジョセフ・ドルーアンのプルミエ・クリュ

「レ･ザムルーズ」をご紹介いたします。

まだまだ熟成のポテンシャルをもった素晴らしいワインです。

レ･ザムルーズという名前も恋人を意味するロマンティックなワインです。

特別な日のワインとして是非ご検討ください。

2013 シャンボール・ミュジニー 1級　レ・ザムルーズ　(ジョセフ・ドルーアン)