【ワイン会報告】 ブルゴーニュ古酒のお味は?
2018/11/28
ブルゴーニュ1級畑を飲み比べるワイン会が催されました。
ネゴシアンとして、揺るぎない地位と評価を持つルモワスネの、1969年から1979年までの5本です。
ワインは静かに置いておくと上下に味の差が出るのですが、(上が薄く、下が濃い)
今回はどのボトルも上下の味の差を味わっていただくために2回注ぎとしました。
ルモワスネの古酒ワインは、基本的には出荷前にリコルクされるという事で、オリは少なめなのですがパニエでサーブします。
今回のイベントに提供されている5本のボトルは、どれも1本限りなので、開催側としては、とても胃が痛いイベントでもあります。
値段に関わらず、古酒はどうしてもコンディションが悪い確立が上がるのですからね。
幸いなことに、どのボトルも瑞々しく、滋味深い味わいにあふれる素晴らしいものでした。
一番古い1969年はラ・ターシェと隣接し1級畑の中でも限りなく特級の格を持つマルコンソールです。
どのボトルもそれぞれに味わい深く、キャラクターがはっきりしていました。
そのため、一番人気が全く決まらないという…素晴らしく幸せな会でした。
これぞみんなで飲むワインの楽しさですね。
- 1979ボーヌPCトゥッサン
- 1978ポマールPCエプノ
- 1976サントネーPCレ・グラヴィエール
- 1973ヴォルネーPCカイユレ
- 1969ヴォーヌ・ロマネPCレ・マルコンソール
今回の古酒ブルゴーニュ会は、普段よりも参加費も高いのですが、なにしろワインがスルスルと水のように体に馴染むため、あれよあれよと胃の中に消えていきます。
普段のワイン会と比べると圧倒的に皆さんの飲むスピードが速くて…
これが古酒会の特徴なのでしょうか?
良いのか悪いのか、真に美味しいものは、すぐに消えてしまう儚さがありますね。
スタッフとしてはボトルの状態を心配していましたが、どのボトルも大変に良い状態で美味しくかったですね。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。
おかげで、素晴らしい会となりました。
次回のワイン会は、シャンパーニュ基礎講座です。
RMシャンパーニュの味わいの違いがどんなところにあるのかを楽しみながら学ぶ会になります。
興味がある方は、店舗スタッフまでお問い合わせください。
ちなみに、こちらが今回開けたコルクです。
リコルクされているので、どのコルクも状態よく、抜栓には手間取らなかったのですが、唯一例外が....
ルモワスネのワインは基本的には、樽で買い、自社で瓶詰めするためにコルクにはルモワスネの銘が打たれるのですが、稀に瓶で買う物もあるらしく、その貴重なボトルが1本あったのです。
このボトルを誰が詰めたのか、推定するのもちょっとマニアックな楽しみですね。
こちらが、一度瓶に落としてしまった (;^_^A アセアセ・・・
コルクを取りだしたものです。
瓶を割らずに落としたコルクを取り出せるって知ってますか?