子供の日だから生まれ年のワインを探す。 ~ヴィンテージワインの探し方 その1~
2018/03/06
いよいよゴールデンウィークに入りましたが、休日がなぜ休みなのかは、あまり気にしませんが…
それでも日本人の誰もが言えるのは5月5日はこどもの日。
こどもの日とは法律で、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」だとされています。
母への感謝が含まれるなんて知りませんでしたね。
それはさておき、ワインラヴァーのお父さんお母さんの中には、こどもの幸せのために生まれ年のワインを…
というよりも自分達が20年後にこどもと乾杯する幸せのために、生まれ年ワインを育ててみたいという夢を持つ方は多いようです。
ワインは味わいに時間の流れを含む特別なお酒です。
成人式の後で家族での最初の乾杯にワインを選ぶのは、感動をさらに大きくしてくれることは間違いありません。
小生にも2013年と2014年に産まれたばかりの子供がいるのですが、一緒に晩御飯を食べられる夜には、ワインを匂わせて一緒に乾杯しているのは当然ですが、最初のオモチャはソムリエナイフにするほどの英才教育を施しつつ、20年後を楽しみに待っています。
さて、それでは実際にそんな幸せな乾杯を目指すのにはどうすればいいのでしょうか?
長期の熟成に向くようなタイプのワインのリリースは、生産者の考えや流通にもよりますが、収穫年の2年後~5年後になります。
例えばヴィンテージシャンパーニュの熟成期間は法律で3年以上と定められている上、どこのメゾンもそれ以上に熟成をさせるので探し始められるのはだいたい5~6年後以降になりますね。
子供が産まれたからといって、あわててワインショップに走っても、お望みのワインが手に入るわけではないのです。
では、いつ探し入手するべきなのか?
何年先になるかは別として、20歳のこどもの誕生日に20歳のワインで乾杯するには大きく分けると2つの方法があります。
1.ワインのリリース直後、ないしは早めに生まれ年のワインを購入し、自宅セラーで育てる。
2. 20歳の誕生日直前に、生まれ年ワインを小売店で探して購入する。
どちらにも、価格、品質面でのメリットとデメリットがあります。
長くなったので次回に続きます。