★幸運のイルカ☆カーセ・バッセ☆
2018/02/28
数日前から、FBやニュースで流れていたジャンフランコソルデーラのワイン流出の事件・・。
ワインの樽の栓が開けられ2007~2012年までの計6万2千リットルの流出。
膨大過ぎてよくわからないです・・・。被害額も膨大ですし。なによりもあの素晴らしいワインがすべて地に吸い取られてしまったかと思うと。残念という言葉では語りきれません。
ソムリエになって、最初のお店を退職した時に飲んだソルデラ1996はいまだにボトルごと取ってあります。
飲んだ時の事や、その当時の記憶も一緒に呼び覚まされました。
ちなみに、このラベルの海獣は、現代画家ピエロ・レッディの作の酒神ディオニュソスを祭るイルカなのですよね。
繊細、緻密、神秘的、何故か東洋的な雰囲気、まさにこのワインに相応しいですよね。
(ペガサスも素敵だと思います)
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ * ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *
ブルネッロもまた、造り手さんによってあまりに多様なな味わいを発揮しますよね。農作物であるブドウの出来は毎年違うのだから味わいが違っているのは当たり前なのですが、さらに造り手さんの考え方があるので、樽材の種類、期間、ブドウ栽培方法などをあるヴィンテージからかえていたり、なんてこともよく聞きます。
例えば今、当店にあるアジエンダ・アグリコラ・リジーニのブルネッロ・ディ・モンタルチーノなんかは、天然酵母から培養した酵母を使用し、90年代にはバリックも使用してコクのある果実味が出たしっかりとしたブルネッロを造っていましたが、現在ではサンジョベーゼのスタイルを緻密かつエレガントでしっとりとした味わいを出すべく、伝統的な大樽で熟成されているそうです。(7,600円で販売しております。)
その年の天気、畑の向きだけでなく、造り手さんの考え方をも反映するワイン・・・改めて素晴らしい飲み物なのだなぁと思ってしまいます。