丸藤葡萄酒
2018/03/06
こんにちは!!
先日、私の大好きなワイナリーの一つ、丸藤葡萄酒から大村社長を迎えてのセミナーを催しました。
山梨でワインを造り続けて120年。
ルバイヤートという商標を持つ、丸藤葡萄酒が日本のワイン界に与え続けている影響というのは誰もが認めるところです。
現在の当主は4代目の大村春夫氏。現在、次世代を担うワイン生産者はもちろん、私たちの様な流通に関わる者の中でも、数多くの業界関係者が大村氏自身に薫陶を受けています。
実際私が山梨のワイナリーを訪ねると、色々なところで大村さんの話題が出ます。
今回のセミナーにスタッフとして同席させて頂きましたが、その理由が良く解りました。
豊富な知識と、経験に裏付けされた洞察力。面倒見のいい親分肌の人柄。ワイン造りに対する理念。
そして何よりワイン文化を次世代へと伝えることに腐心していらっしゃることで、彼から学ぶことが本当に多いです。
今回は泡1種、白4種、赤3種を飲みながら、それぞれのワインが出来る背景や楽しみかた、山梨でのワイン造り自体に関してなどをゆっくりと語って頂きました。
丸藤の代表的なボトルと言えば、「甲州シュールリー」。華やかな香りと詰まった旨味がバランス良く、日本のあらゆる食卓に対応しそうな力を持つ一本です。
実際、セミナー後のお買上げ一番人気が甲州シュールリーでした。
生食には向くが、ワインには向かないと言われていた甲州種。しかし、20数年前にロワールのミュスカデで行われているシュール・リー製法を取り入れることで旨味や華やかな香りを引き出すことに成功し、その後の甲州種ワイン醸造家達の道標となりました。
現在甲州種の醸造と言えば多くのワイナリーがシュール・リーを取り入れた造りを基本にしています。しかし、トップで走り始めた丸藤は今も先頭を走り続けていると言えるのではないでしょうか。
勝沼町の葡萄で造った品質の高いワインであることが認められたボトルに詰められているのも素敵ですね。
セミナー終わると店頭でお話が弾みます。ボトルへのサインも気さくに応じて頂きました。
含蓄のあるお話と誰もが魅せられる大きな人柄。そんな大村さんと直接お話をすることで、日々のワインがさらに美味しくなりそうです!