シャトー酒折
2018/03/06
甲府盆地の北、酒折駅のから徒歩十分ほど、南向きの急斜面にワイナリーを構える、シャトー酒折から、井島醸造長をお招きしてのセミナー&試飲会が催されました。
普段のカジュアルなティスティングイベントとは趣が異なり、丁寧に、かなり細かいところまで造り手のお話を伺い、美味しいワインを頂く、アカデミックな会です。
今回は一杯ずつを試飲しながら、そのワインの造り手の思いや、技術的なポイント等を語って頂きました。
今回セミナーとして注目すべきは、なんといっても「甲州樽貯蔵1999」。
すでに業界では隠れた話題となっているのですが、手に入りにくい、特殊かつ、貴重なワインです。
甲州種のワインで1999ヴィンテージがまず存在しない。その上、アルコール添加も無しなのに度数が17%!なんですかこれ?
造り手のお話を聞いてこそ価値が理解できるというまさに今回のセミナーのための一本。
たっぷりと話して頂きました。
その秘密を知りたい方はワイズ店頭まで!ボトルもまだ残りあります。
加えて3年目を迎えたジュエルズ・オブ・キスヴィンのお話も面白かったですね。
自社の畑のヴィニフィラ種の葡萄を数多く突っ込んだこのワイン。
1年目は19種、2年目は37種、そして3年目は46種...の予定がやっぱり今年は48ということで何とかもう2種類の葡萄を畑から探し出して入れ込んだということです。
このワイン、毎年味が変わっていくので私も楽しみにしていたのですが期待に違わぬ出来でした。
お話が終わったらお店に戻って、ボトルにサインを頂いたり、ちょっとした撮影会になりました。直接井島さんとお話出来る機会ということで個々のワイン造りの突っ込んだ話から山梨の天気、おつまみの合わせ方等々いろんなお話が膨らんでいました。
いつもの通り、いい具合に井島さんのお顔は赤く染まりいい感じ。
ワインの仕事は楽しいですね。とても素敵な夜でした。