ワイン会
2018/03/05
先日、ワイン教室のお客様と一緒にM氏宅でワイン会を行いました。
ここ2、3年に渡って定期的に行っているワイン会ですが、
地震発生後、しばらくそういう気分にもなれなかったので、
延期され久しぶりの開催となりました。
勉強熱心なブルゴーニュラバー方が多く、
しかも今回は量より質ということで、
ブルゴーニュラバーにも満足頂ける、
美味しいワインをテーマに以下のワインを選びました。
いつもは各個人もちよりや会費制で自分が用意して行います。
○NV(2005)ジェローム・プレヴォー、ラ・グロズリー・ベギン
○2008ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・エストゥーネル・サン・ジャック(アンリ・マニャン)
○2006シャルム・シャンベルタン・レ・マゾワイエール(ドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレ)
○2005バローロ・ラ・モッラ(エリオ・アルターレ)
○2004コート・ロティ・ラ・コート・ブロンド(ルネ・ロスタン)
○2002ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・デュヴォーブロシェ(DRC)これだけは大丸・東京で購入
一言で言うと素晴らしいワインばかりでした!
全て正規代理店の完璧な状態の物のみ☆
もちろん気の合う仲間同士で行っているの美味しく楽しめている秘訣です。
○2006シャルム・シャンベルタン・レ・マゾワイエール(ドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレ)
はあまり知られていませんが、大手ネゴシアンのボワセ社が所有する
優良のみを結集して設立されたドメーヌで、
自然なワイン造りで素晴らしい品質を誇るコント・アルマンの醸造長であった
パスカル・マルシャンを引き抜いて始まりました。
栽培に関しても2006年までは、現ロマネ・コンティ社の栽培責任者、
ビオディナミに精通しているニコラ・ジャコブが携わっていたようです!
(味わいの共通点はありませんでしたが、そう聞くとなぜか美味しく感じます)
味わい的には2006年らしく、しっかりとした骨格でやや黒果実的。
樽はほんのり苦味がありよくなじんでいた印象をうけました。
そして最も印象的だったのは
○2004コート・ロティ・ラ・コート・ブロンド(ルネ・ロスタン)
フィネス輸入です。
これまでにも他のインポーターからの物を何度か試しましたが、
これほどまでにひんやりした冷涼な質感、
滑らかなキメの細かい舌触りをしたルネ・ロスタンは味わったことがなく、
より熟成すれば、どんなブルゴーニュ古酒にも匹敵する味わいだと感じました。
本当に素晴らしかったです。
また自分の大ファンであるエリオのバローロも期待を裏切らない品質!
若干タンニンの強さがあり、
全体が馴染むまであと数年待ちたいな~という印象でした。
ジェローム・プレヴォーは過去に同ロットを味わいましたが、
より熟成感が出て、泡も溶け込み香ばしさと旨みを感じました。
そして、〆の
2002ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・デュヴォーブロシェ!
多くの人がロマネ・コンティ社のワインが初めてだったようで、
独特なDRC香に酔いしれていました。
2002年は固さもなく、穏やかな酸味と甘味が調和されて、
とても美味しく飲めました!
さすがにDRC!
しかも正規品!
ただ、特級畑から感じるうねるような躍動感、みなぎるバワー、
余韻の長さなどは、さすがに1級のレベルかな…と失礼ながら思いました。
一人で飲むには高価なワインですが、
みんなで共同購入すると、
美味しいワインをみんなで分かち合えてとてもハッピーな気持ちになります。