休日のワイン会
2018/03/06
昨日は友人の家に招かれてのワイン会でした!
前職時代からお世話になっている方で、
今回も色々と勉強させて頂きました。
<飲んだワイン>
◆2002ブルゴーニュ・アリゴテ
造り手J・F・コシュ・デュリ
◆2000クロ・ド・タール
造り手モメサン
◆1999ヴォルネイ・1級畑サントノ・デ・ミリュー
造り手コント・ラフォン
◆2003シャンボール・ミュジニィ
造り手コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
なかなか体験できない素晴らしい造り手ばかりで、本当に感動しました。
コシュ・デュリ、ラフォンがムルソー以外の
ワインだったというのも興味深いところです。
アリゴテはアリゴテ・ヴェールとアリゴテ・ドレとがあって、
コシュ・デュリのはアリゴテ・ドレになり、
酸味は穏やかなアリゴテになります!
若いうちにみられる樽香も落ち着き、全体的によく馴染んでいました。
クロ・ド・タールも淡い色調ながらも旨味が詰まっていて、
高級料亭の上品なお吸い物って感じでした!
今回勉強になったのは2003年シャンボール・ミュジニィでしたねぇ~。
ちまたでは2003年のブルゴーニュは残糖度がありすぎて甘ったるく、
ブルゴーニュらしくないというのが定説になっていますが、
実際は飲まなきゃわからん!ということです!
実際、ここ数ヵ月、2003年のブルゴーニュをいくつか試していますが、
アルコール度が高いというのは否定できませんが、
リリース当初の甘さは落ち着きをみせその分、
酸も感じるようになりバランスがとれてきた印象を持っています。
当たり前ですが、畑によっても違いがみられます!
ポイントは猛暑と乾燥!
ピノ・ノワールは同じ世界的有名な品種である
カベルネ・ソーヴィニヨンに比べ、冷涼な場所で、
ある程度水分を必要とします。
2003年に成功したブルゴーニュワインの特徴は、
土壌は水分を含みやすい粘土質で、標高が高めで、
風通しがよく比較的涼しいミクロ・クリマをもった場所ということになります。
また、ブドウの樹も樹齢が高く、畑仕事をきちんとこなし、
根っこが土壌深くまで根付いていると水分を吸収できるので
乾燥をさけられますね!
具体的な場所でいうとヴォーヌ・ロマネ村の
グラン・クリュ、シャンベルタンなどが期待できます。
造り手による影響も沢山あります。
今回飲んだヴォギュエは成功している生産者ではないでしょうか!
また乾燥による収量の少なさがブドウを凝縮させ、
ワインに反映していることも特徴的ですね~
とりあえず、まだまだ分析データは必要なので、
2003年ブルゴーニュの真価を追及していきたいと思います。
なんと偶然にもお店の地下の有料試飲が
今日より2003年ブルゴーニュ特集になっています☆
造り手ジャン・グリヴォに絞ってみました。
◆2003クロ・ド・ヴージョ \2,600/80ml
◆2003ヴォーヌ・ロマネ1級畑・レ・ルージョ \2,000/80ml
◆2003ヴォーヌ・ロマネ1級畑・オー・ショーム \2,000/80ml
◆3グラスセット各種50ml \4,300