生産者訪問記その1
2018/03/05
昨年の今頃はちょうどシャンパーニュを訪れていなぁって思い出しています。
初日に訪れたのが当店でも特に人気のある生産者、フランソワーズ・ベデル。
シャンパーニュ地方はパリから約220kmと言われていますが、
フランソワーズ・ベデルの所在地はヴァレ・ド・ラ・マルヌ地方の西も西、
「クルット・シュル・マルヌ」になります。
なんとパリからもランスからもあまり距離はかわらないとの事(οдО;)
ビオディナミという自然な栽培農法で作っているブドウを用いる、
生命力のある優しいシャンパーニュです。
朝早くからの訪問にも関わらず丁寧でアットホームな対応がとても嬉しかったっす!
看板にもビオディナミの文字が☆
玄関先
もともとは一般的にブドウを栽培していたのですが、
今回案内してくれた息子さんのヴァンサン氏が
幼少のころから病気になることが多かったそうです。
あるときホメオパシー(同種療法、同毒療法)による治療により
健康を取り戻し、それがきっかけで自然に対する見方、
生き物に対する見方がかわり、
栽培しているブドウに対しても自然なアプローチで栽培するために、
ビオディナミ農法を選択されたそうです。
今ではブルゴーニュを代表する、
ドメーヌ・ルロワのマダム・ビーズや
ドメーヌ・ルフレーヴのマダム・アンヌ・クロードなどが所属する
「ビオディヴァン」に所属し、
マダム・フランソワーズを含め三大女史を呼ばれるくらい尊敬を集めています。
簡単な挨拶、説明を受け、早速畑に!!
マルヌ川沿いを車で10分ほどの距離だったでしょうか…
反対側には畑が広がります!
川に向かって北向きに広がるピノ・ムニエの畑を紹介してくれました。
畑の状態はフカフカで除草剤も撒いていないので、
雑草も生えていて、とても健康そうです。
すぐ隣に大手メゾンにブドウを卸している
栽培家の畑と比べてみると一目瞭然です!
左側がベデルの畑
除草剤をまき、櫂入れもやっているのかな?踏むと、硬っ!!
化学肥料(白い石ころみたいなもの)も撒かれていて、嫌な匂いがしました。
土がひび割れていて、苔も生えていましたが、
決して良い状態ではないでしょうね!
仕事がいかに大切か、ブドウという素材がいかに大事かを教わりました。
さてさて、これから醸造所に戻ります。
続く・・・