生産者訪問記その3
2018/03/05
生産者訪問の続きです!
いよいよ、待ちに待ったテイスティングです☆
最初に看板メニューである
「ディ・ヴァン・スクレ」
「アントル・シエル・エ・テール」
の2種類をテイスティング。
頂いたテクニカルシート
「ディ・ヴァン・スクレ」は実質2000年産で
ピノ・ムニエ36%、シャルドネ35%、ピノ・ノワール29%
デゴルジュマン2007年11月
残糖度10g/l
「アントル・シエル・エ・テール」は実質2001年で
ピノ・ムニエ66%シャルドネ34%
デゴルジュマン2008年6月
残糖度12,75g/l
グラスも膨らみのある、香りの発ち方を意識したものです。
まずはヴァンサン氏がチェックを☆
おっとみんなの注目が集中しすぎたのか、照れております!
●「ディ・ヴァン・スクレ」
は1999年が初リリースのスタンダードキュヴェで
「ワインの秘密を教えて」という意味で、力強い果実味、
キレのある泡立ちが特徴的でした。
ちなみにこの日の気温7度~8度
日本でテイスティングしたときは、
ある程度泡の抜けた2日目が
バランスの良い味わいだった印象をうけました。
●「アントル・シエル・エ・テール」
は「天と地の間」という意味で、
ベデルのフラッグシップ的シャンパーニュです。
樹齢の高い区画のブドウを使用。
やはり気温の影響からか、やや鋭い印象をうけましたが、
実際は開けたてからクリーミーで上質で華やかなシャンパーニュです。
そして、今回は特別にドザージュなしの、
しかも今熟成中のシャンパーニュも味見をすることになりました☆
オリが溜まっているのでヴァンサン氏が
オリが引き(デゴルジュマン)をしてくれました。
おぉ~生のデゴルジュマンは中々みれませんねぇ。
瓶底に溜まったオリを
シャンパーニュの圧力で飛ばすのですが、
中身も結構減ってしまいます。
通常ならば、減った分を補填するときに
味わいを決定するリキュールを添加します。
その添加する量により
極辛口のExtra Brut、辛口のBrut、
やや甘口のDemiSecなどが決定します。
おまけにもう一本
そうこうしている間に当主の
マダム・フランソワーズ・ベデルがいらっしゃいました。
シャンパーニュの説明を受けるのにいっそう力が入ります。
次の訪問先まで、時間がなかったので、
マダムとの談笑はあっという間に終わってしまいましたが、
とても思い出になる印象的な訪問となりました。