第41回ワイン会:ブルゴーニュ ドメーヌ・ド・ラ・トゥール「白赤古酒垂直会」が開催されました。
2018/11/28
10月に入り寒さを感じる日が増え、この季節にぜひ飲みたいのが味わい深い熟成ワイン。
今回は赤白5ヴィンテージずつ良年の古酒のみの垂直飲み比べの会を開催しました。
今回試飲していただいたドメーヌ・ド・ラ・トゥールでは、すでに隠居したドメーヌの先代「ダニエル・ジョブロ氏」の、『ワインは熟成させてから飲むもの』というこだわりの哲学のもと、長年ワインを生産しています。
今回はそのような哲学のもとに造られたワインを味わっていただきました。
提供ワイン (左から)
1. 2002 モンタニー1erCruブラン
2. 1999 モンタニー1erCruブラン
3. 1996 モンタニー1erCruブラン
4. 1990 モンタニー1erCruブラン
5. 1989 モンタニー1erCruブラン
提供ワイン (左から)
1. 1999 ブルゴーニュ ピノ・ノワール
2. 1995 ブルゴーニュ ピノ・ノワール
3. 1992 ブルゴーニュ ピノ・ノワール
4. 1990 ブルゴーニュ ピノ・ノワール
5. 1989 ブルゴーニュ ピノ・ノワール
まずは白ワインの2002年、1999年、1996年を飲み比べていただきました。
どのワインからも共通してモンタニーの土壌からくるミネラル感をしっかり感じられますが、それぞれ個性が異なりました。2002年はまだ閉じた印象ですが、1999年は少し貴腐のような印象を受けます。1996年はしっかり飲み頃に入ったような印象でした。
続いて1990年と1989年を飲み比べていただきました。この二つもしっかりとしたミネラル感があり、特に1989年からはよりシャープな火打石のようなミネラルを感じられました。
白ワインの試飲が終わった後は赤ワインです。白ワインと同じようにヴィンテージの若いものから1999年、1995年、1992年を飲み比べていただきました。1999年と1995年からは熟成したピノ・ノワールらしく紅茶の葉やマッシュルームの香りを感じ取れます。
1999年と1995年に比べ、1992年は凝縮感があり、果実味もしっかりした印象でした。次に1990年と1989年を比較。1999年や1995年と近い印象で、ただそれらがより熟成したような香りと味わいでした。最後に試飲していただいた1989年だけ他と異なり、ビオワインのような香り、味わいで、品種もガメイのような印象でした。もしかしたらこの年だけ作り方を変えたのかも?と皆さん予想していました。
ブルゴーニュ ドメーヌ・ド・ラ・トゥール「白赤古酒垂直会」は大好評のうちに終了いたしました。
11月は少し早めの忘年会を開催します!いつものワイン会と異なり、美味しいお料理を味わいながら美味しいワインを皆さんでワイワイ楽しく盛り上がっていただける会です。
参加を希望の方は是非早めにご連絡ください!
https://yswinegallery.com/event/96-wine